ショパンの幻想即興曲は力強い音楽でインパクトがあり誰もが知っている有名な曲ですよね。
幻想即興曲はとても難しそうですが、弾ける人の割合はどのくらいいるのか気になりますよね。
そこでこの記事では、
- 幻想即興曲を弾ける人の割合
- 幻想即興曲と難易度の同じくらいの曲
- 幻想即興曲の次に弾く曲
- 中学生や小学生の難易度
- 下手な人が弾けるまでの練習方法
にフォーカスして紹介していきます。
それでは早速、幻想即興曲を弾ける人の割合をみていきましょう!
幻想即興曲を弾ける人の割合は?
幻想即興曲を弾ける人の割合をまとめました。(比較するため、初心者・高校生・上級者も入ってます)
★が多いほど難易度が上がります
幻想即興曲難易度 | 弾ける人の割合 | |
初心者 | ★★★★★★★★★★★★ | 0に近い |
小学生 | ★★★★★★★★★★★ | 100校に1人くらい |
中学生 | ★★★★★★★★ | 学年に1人いるか0 |
高校生 | ★★★★★ | 学年に1人いる程度 |
上級者 | ★★ | 練習すればほとんど弾ける |
小学生や中学生の天才ピアニストは幻想即興曲を弾けますが、ほとんど弾ける人はいないと思っていいでしょう。
高校生になると幻想即興曲を弾ける人がグンと増えます。子どもの頃からピアノを続けている人は練習すれば弾けるようになります。
幻想即興曲はインパクトがあり素敵な曲なので弾けたら『すごい!』と家族や友人が驚くはずです。
ぜひ幻想即興曲にチャレンジしてみてください。
幻想即興曲と難易度の同じくらいの曲は?
幻想即興曲と難易度が同じくらいの曲を紹介します。
- ショパン:革命のエチュードハ短調Op.10-12
- ショパン:華麗なる大円舞曲Op.18
- ドビュッシー:月の光
- ドビュッシー:夢
- ベートーヴェン:ソナタ悲愴
- リスト:エステ荘の噴水
- リスト:ため息
ピアノ経験者ならほとんど知っている曲だと思いますが、未経験の方や初心者の方、小学生や中学生は知らない曲が多いかもしれません。
この中で有名な曲はショパンの『華麗なる大円舞曲Op.18』やドビュッシーの『月の光』です。曲名が分からない方でも一度は聴いたことがある曲でしょう。
”華麗なる大円舞曲Op.18”は華やな曲でインパクトがあり、”月の光”は旋律がとてもキレイです。
幻想即興曲と難易度が同じくらいの曲が弾きたい方はまずは『華麗なる大円舞曲Op.18』と『月の光』を弾いてみるとよいでしょう。
この2曲をすでに弾いたことがある方は、ほかの幻想即興曲と難易度が同じくらいの曲を弾いてみてくださいね♪
幻想即興曲の次に弾く曲は?
幻想即興曲の次に弾く曲でおすすめな曲を紹介します。
- ベートーヴェン:月光第3楽章
- ショパン:軍隊ポロネーズ
- ショパン:スケルツォ2番
- ドビュッシー:子供の領分
- シューマン:飛翔
- ハチャトゥリアン:トッカータ
- カバレフスキ―:ソナチネ
- ラフマニノフ:前奏曲「鐘」
幻想即興曲より少し難易度は上がりますが、この中でもベートーヴェンの「月光第3楽章」やシューマンの「飛翔」がおすすめです。
ベートーヴェンの「月光第3楽章」は誰もが一度は聴いたことがある曲です。インパクトがあり迫力のある曲です。
シューマンの「飛翔」は優しそうで、情熱的な曲です。なめらかに弾くことが難所ですが、ぜひ弾いてみてほしい1曲です。
小学生や中学生には難易度が高い?
幻想即興曲は小学生や中学生には難易度が高い曲となっています。
小学生で幻想即興曲を弾ける人の割合は100校に一人くらいで難易度はとても高く難しいです。
中学生になると弾ける人の割内は小学生の頃より増え、学年に一人弾ける人がいるかもしれません。いずれにせよ、幻想即興曲の難易度は高くて難しいです。
小学生や中学生にとって幻想即興曲は難易度が高いですが、聴きごたえのある曲で弾けたらとてもかっこいいです!
聴く人もですが、弾く本人も幻想即興曲を弾けるようになることで、自信がつくのでぜひ挑戦してみてください。
下手な人が弾けるまでの練習方法
幻想即興曲を弾きたくていざ弾いてみると”下手すぎる”と落ち込んだことはありませんか。
幻想即興曲が下手な人の弾き方と弾けるまでの練習方法をみていきましょう。
- 指使いが間違っている
- 速く弾こうとする
- 最初から両手で弾く
- 右手と左手の練習をしていない
- すぐに弾けると思っている
- 指使いを正しくする
- 最初から両手で弾かず、右手と左手の片手練習をする
- ゾウが歩くくらいの速さでゆっくり練習する
- 両手で弾けるようになっても片手練習をゆっくりする
- 右手で8拍とりながら、左手の6連符を同時に入れる練習をする(ここ大事)
幻想即興曲が下手な人や弾けない人は片手ずつの練習をしていなかったり、指使いが間違っていることが多いです。
幻想即興曲が弾けるまでは焦らずゆっくりと練習することが大事です。
幻想即興曲が難しいのは右手と左手のリズムが違うことです。片手ずつの練習を地道に続けることで弾けるようになりますのでぜひやってみてください。
ちなみに私が片手ずつの練習で使っていた楽譜は、ハノンとツェルニー30番練習曲です。
すでにピアノ経験者の方はお持ちであると思いますが、初心者や小学生は知らない人が多いかもしれません。
ハノンはピアノ練習の筋トレのようなものなので、これからピアノを続けて行きたい人は絶対持つべき楽譜です。
・指が転ぶ人
(粒の揃った連音符が弾けずに、音の長さにバラつきが出る)
・指の独立ができていない人
このような悩みがあるなら、ハノンでリズム練習すると驚くほど指が動くようになりますよ♪
まだハノンをお持ちでなければ、ぜひ練習に取り入れてくださいね。